医師会の仕事

1-3.医事・医療保健−医療保険


医療保険担当の仕事

 1961年(昭和36年)から実施されている国民皆保険制度は、世界でも有数の優れた社会保障制度としてしっかりと定着し、現在も全国一律に必要かつ十分な医療が提供されています。医療技術の向上、経済状況などの政治的な問題などの観点から、2年に一度、薬価改定を含めた診療報酬改定が行われます。厚生労働省は、この国民皆保険制度について、最近では「医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、少子高齢化対策、社会・経済情勢の変化に対応し、これからも持続可能な公的医療保険制度を目指す」としています。このポリシーに沿うべく、これからも我々は毎年、保険医療機関に属する会員に対して、保険制度の概念や保険診療のルールの十分な理解と、新しい診療報酬制度の周知を目的として講習会を開催していきます。これらによって市民の皆さんが、より適正に良質な医療サービスを受けることができていると我々は考えております。この事業は本会定款第4条第1項の9.に該当します。

(2024年8月:担当理事 葛下 典由)