住友病院 理念 「信頼性の高い医療で社会に貢献」
運営方針
1.高水準、良質の医療
2.患者様の Quality of life を重視した診療
3.快適環境
4.豊かな国際性
感染管理の Zero Tolerance
「医療関連感染は起きても仕方がないもの」と受身 的に捉えることをやめ、0に近づける積極的な姿勢への転換を表す。
感染対策の目標
(×) アウトブレイクを起こさない
・病院にとってマイナスな事柄の回避
・トラブルを起こさない範囲内で最小限のコスト
・消極的感染対策
(○) Zero tolerance
・全国平均より圧倒的に少ない院内感染
・病院にとってプラスな事項の推進
・積極的感染対策
院内感染対策の指標1 緑膿菌感受性 (図1)
院内感染の代表的な細菌。国内の耐性菌アウトブレイク事例では、緑膿菌とMRSAが最も大きな問題。この緑膿菌の抗生剤への耐性が院内感染状況を知る一つの指標。
耐性緑膿菌の拡散を防ぐために
耐性菌を伝搬させない
1.標準予防策の遵守 (特に手指衛生) (図2〜3)
2.医療器具の適切な洗浄、消毒
耐性菌を作らない(選択をしない)
3.抗菌薬の適正使用
(正確な診断とエビデンスに基づいた治療)
当院の感染対策が改善し続けれる理由
・特定抗菌薬届出率100%を48ヶ月連続を達成。
(2011年から2015年まで1954件)
・血液培養2セット採取率90%以上を3年連続達成。さらに改善中。
※ 一つの目標に向かって職員全員が一丸となれる。
こんな時は、専門家のいる「住友病院 地域医療連携部」にご連絡ください
・熱が下がらない
・CRPがなかなか下がらない
・変な耐性菌が報告されてきた
・感感染対策は?
※ 詳細な内容は以下をご参照ください。
▼すべての図表をPDFで見る(5.10MB)
図1.院内感染対策の指標1 緑膿菌感受性
図2.感染対策強化の一例:手指衛生
図3.手指衛生管理システム (MedSense®)