病診連携

病診連携担当の仕事


 昨今の日本社会における超高齢化や疾患の多様化により、診療所と病院の連携の在り方も変遷しつつあります。単に「診療所から専門医のいる病院へ紹介」という従来からある連携のみならず、在宅や救急医療における連携、「がん地域連携パス」に代表されるクリニカルパスを使用した連携など、連携の目的が多岐にわたっています。

 これまで当医師会では、大阪市北区内の8つの病院(大阪北逓信病院、大阪府済生会中津病院、大阪中央病院、北野病院、桜橋渡辺病院、住友病院、行岡病院、加納総合病院)と定期的に協議する場をもち、患者さんの紹介における診療所と病院の連携をスムーズにするためのシステム作りに努めてきました。また、患者さんの紹介時に生じたトラブルや問題点を明らかにしたうえで、それらの改善策を検討するようにしています。

 今後も時代に応じて、患者さんがどのような状況にあろうと、シームレスな医療を提供できるように、検討を重ねていきたいと考えています。

(2014年10月:担当理事 米田 円)

※ 北区内の医療機関マップはこちらをご参照下さい。
※ 会員の先生方へ:紹介手順、依頼用紙等は本会から配布している「地域医療ハンドブック」をご参照下さい。