病診連携

北野病院

脳神経外科 戸田 弘紀


北野病院脳神経外科 最新治療の紹介(2021.3.24)

北野病院脳神経外科戸田弘紀と申します。この度は病診連携委員会での発表の機会をいただき会長の田淵先生、副会長の本出先生、大原先生、また担当理事の米田先生に深謝申し上げます。また院内よりご指名いただきました当院院長の吉村先生に御礼申し上げます。

北野病院脳神経外科では脳卒中・脊椎脊髄疾患・外傷と言った脳神経外科の基本的診療に注力するだけでなく、新しい治療にも積極的に取り組んで地域の皆さまのお役に立てるよう心がけております。今回は4つの最新治療技術をご紹介いたします。

まず本態性振戦やパーキンソン病に対するMRガイド下集束超音波治療を2021年3月から開始しました。これは薬剤難治性のふるえやパーキンソン病の運動障害を従来の手術とは異なり、切開や機械挿入なしに超音波を用いた「切らない」手術で、出血や感染の危険性がない極めて安全性の高い方法です。したがってこれまで手術がためらわれた高齢の方にも適した治療法となっております。

ほかには4K3Dシステムのデジタル顕微鏡Orbeyeを用いた脳腫瘍・頭蓋底手術・神経減圧術・脳血管手術や、ステント併用・フローダイバーターを用いた脳動脈瘤に対する新しい脳血管内治療、さらに小切開で行う脊椎・脊髄手術で頸椎の手術だけでなく、胸腰椎圧迫骨折による脊髄・脊髄神経の治療も行なっております。

診断から治療までを迅速に行い、安全で高水準の治療を提供できるよう心がけております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

※ 詳細な内容は以下をご参照ください。
  ▼すべての図表をPDFで見る(2.89MB)


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